当院は2024年11月1日付で、「在宅緩和ケア充実診療所」に認定されました。
「在宅緩和ケア充実診療所」とは、機能強化型の在宅療養支援診療所であり、看取り、緊急往診、麻薬使用等に十分な実績があり、緩和ケアや看取りの経験を豊富に積んだ常勤医師がいる診療所を指します。
在宅緩和ケア充実診療所の要件は下記の通りです。
(1) 機能強化型の在宅療養支援診療所又は在宅療養支援病院の届出を行っていること。
(2) 過去1年間の緊急往診の実績を15件以上かつ在宅での看取りの実績を20件以上有すること。
(3) 緩和ケア病棟又は在宅での1年間の看取り実績が10件以上の保険医療機関において、3カ月以上の勤務歴がある常勤の医師(在宅医療を担当する医師に限る)がいること。
(4) 末期の悪性腫瘍等の患者であって、鎮痛剤の経口投与では疼痛が改善しないものに、患者が自ら注射によりオピオイド系鎮痛薬の注入を行う鎮痛療法を実施した実績を過去1年間に2件以上有すること。
(5)「がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会の開催指針に準拠した緩和ケア研修会」又は「緩和ケアの基本教育のための都道府県指導者研修会等」を修了している常勤の医師がいること。
(6) 院内等において、過去 1 年間の看取り実績及び十分な緩和ケアが受けられる旨の掲示をするなど、患者に対して必要な情報提供がなされている。
当院では、24時間365日サポートできる訪問診療を心がけ、多くの患者様・ご家族様に寄り添ってまいりました。この活動が評価され、「在宅緩和ケア充実診療所」として認定されました。
認定に伴い、一部の患者様の自己負担金額に変動が生じる場合がございますので、予めご理解賜りますようお願い申し上げます。
この認定は、地域の訪問看護ステーション様、介護支援専門員(ケアマネージャー)様、施設内のスタッフ様、その他多数の専門職の方々との連携があってのことと実感しております。
今後も、患者様がご自宅や施設で穏やかに自分らしく過ごせるような暖かいケアを提供できるよう精進してまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。